浜松市美術館で仏像展を開催中
仕事を半日お休みをとって静岡県浜松市にある浜松市美術館に行ってきました。
仏像には少し興味があるので仏像を見に行くのではなく仏像を「浴び」に
行ってきました。昨今、コロナ等で不透明な世の中です。何かすがる思いで
「浴び」に行ってきました。
私自身、博物館めぐりは学生時代の時から大好きでここ10年近くは年に二日ほど
東京国立博物館は言っていました。去年も3月上旬に国立博物館に行く予定だったの
ですがご存じの通りコロナで博物館自体が休館となってしまい行くことができなく
なりました。本当にローカルですが久々に展示会に行きました。ローカルの浜松市美術館
ですが私が現在住んでいるところが静岡県です。だから浜松市美術館なのです。
仏像 「みほとけのキセキ 遠州・三河の寺宝典」
タイトルは上記です。いかにもローカルですが・・・そのとおりローカルの仏像が展示されて
いました。でもなかなかのりっぱな重要文化財系の仏像です。この展示場での重要文化財に
指定されているのは10体でした。2021年3月25日~4月25日までの展示ですね。
仏像の種類は4種類あります
仏像には如来、菩薩、明王、天の4つがあります。仏像は崇拝だけではなく現在、美術品としても
貴重な文化財となっています。私はローカルの東海地域でした京都、奈良の仏像の
多さは半端ないですね。仏像は素人がみると本当にみんな同じように見えますが姿、持ち物で
仏さまが違ってきます。これがわかれば展示している仏像など見方が変わってくるのですはない
でしょうか!如来の中でも阿弥陀様や釈迦さんなどがあります。
ただ見学するときですよね。仏像の種類はよくわからなかったです。小さい時からたくさんの
仏像をみてきましたし、私は義務教育時代は大阪に住んでいました。奈良、京都に遠足に行った
ときはよく仏像を見ましたね。ほとんど同じにしかみえなかったのですが。
最も高い位は如来です。これは悟った方ということですね。仏教を開いた人、お釈迦様の
姿をあらわしているということなので、悟りを開いた後の姿ということなので如来は仏像の
中で一番高いといことになります。一番低いのは天になります。仏教を守護する仏さんです。
仏像のなかの如来の種類と簡単な特徴です。
聞いたこと(勉強したこと)があると思いますが釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来に
なります。如来とは、真理の世界を得て、悟りを開いた存在の仏像のことになります。
如は真理の世界、来は字のごとく来たひとという意味ですね。要するに真理の世界から来た人=
これを如来といいます。仏教のなかでは最悟りを開いた人、最高の境地なった人、ということで
もっとも高い位になります。如来の役割はと申しますと、人々を苦痛や業(ごう)から救って、
解き放つこと。病を治す・亡くなった時に極楽浄土への縁を結ぶなど、生をうけてから死ぬまで
の一生にかかわる仏になるということです。
如来の仏像はパンチパーマ、着ているものがシンプルです。先ほども述べましたが如来の中でも
いくつかにわかれます。
釈迦如来(しゃかにょらい)は仏教の象徴となる仏さまになります。
阿弥陀如来(あみだにょらい)は極楽浄土への案内役になります
薬師如来(やくしにょらい)は病気を治すお医者さまというところでしょうか。
大日如来(だいにちにょらい)は宇宙の真理すべてを知る仏さま。真言宗の本尊になります。
やはり、、如来系はよく聞く仏像の種類ですね。
仏像のなかの菩薩の種類と簡単な特徴です。
菩薩の仏像はアクセサリーを身につける、中性的(セクシー)な表情になります。
仏様のなかでは2番目にランクされます。副社長、専務といったところでしょうか。
菩薩とは如来になるために一生懸命に修行をしている姿をあらわす仏さまになります。
まさしく修行がキーワードになります。お釈迦さんが(仏陀)王子様だった時の姿を
表しており色んなアクセサリーを身につけているのが特徴です。
十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのん)は11の顔を持ち、困っている人を見逃さない
仏像です。
千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)は十一面観音と同じように11の顔を持って、さらに
たくさん(千手)の手で人々を救う仏像です。
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)=日本昔話でにでてきますね。仏さまがいない時代を守る仏像です。
弥勒菩薩(みろくぼさつ)=遙か未来に如来になることを約束されている、如来に一番近い菩薩、
仏像です。
その他聞いたことあるとおもいますが普賢菩薩(ふげんぼさつ)、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)等が
あります。
仏像のなかの明王の種類と簡単な特徴です
明王の仏像はご存じ怒りの表情ですね。不動明王(ふどうみょうおう)が有名ですね
私はこれぐらいしか知らないのですが心を(姿も)鬼にして働きかけている仏さまになります。
明王界のリーダーで大日如来の化身といわれています。ほかにも愛染明王など多々あります。
仏像のなかの天の種類と簡単な特徴です
天の仏像はヨロイを着ていたり女性の仏像がいるのが天の仏像です。
天仏像はたくさんありますね。まさしくお寺などにいくと門に身構えていますね
警備員の役割になるのでしょうか。
四天王(してんのう)は言わずと知れた如来たちがいる須弥山を東西南北の各方角を守る人
毘沙門天(びしゃもんてん)は四天王のうち多聞天が一人で祀られるときの呼称。
金剛力士(こんごうりきし)はお寺の山門に立って仏敵の侵入を防ぐ人。阿形像と吽形像が
あります。そうですね、ここはよく聞く名前が多々あります。
大黒天(だいこくてん)、梵天(ぼんてん)、帝釈天(たいしゃくてん)、吉祥天(きっしょうてん)
弁財天(べんざいてん)、歓喜天(かんぎてん)、阿修羅(あしゅら)、韋駄天(いだてん)、
十二神将(じゅうにしんしょう)
いかがでしょうか。細かいところを言えばつきることはありません。それだけ仏像というのは
奥が深いです。浜松市美術館にいったとき仏像の手の形を印相と呼ぶのですが
左手で受けて、握手がややOKの形の仏像がありますが、何か願いことはありますか?
心配しないでねという説明がされていました。
来館されるかたは是非、如来、菩薩、明王、天の違いをみながら見学してみてはいかがでしょうか?
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