仮面の忍者赤影　卍党編は斬新だった

仮面の忍者赤影　卍党編はいつの時代？戦国時代のはずが・・・

この卍党編は他の編とはかなりちがっていました。ギヤマンの鐘の秘密を探る為、赤影達が活躍するのですが、小道具がすごかったなあと思います。子供の時は不思議におもわなかったのですが大人になるにつれ、再放送、ＤＶＤを何回も見ると「小道具」のすごいことがわかります

仮面の忍者卍党編の第一話はすごかった

いきなり海の上に模型らしき小鳥が浮いていて、そこから鉄砲の球が飛んできます。鉄砲というより機関銃ですね。音も機関銃の音でした。そして防毒マスクらしきものを被り、ビニールマントを羽織った忍者らしきものが２人出現します。このあたりからこの２部卍党編は普通ではないなというのがわかります。

その前に白影はオープニング、海から出てきてアクアラングを背負っていましたね。そしてこの第一話において序の口で、この泉州屋の主人はリボルバー式の拳銃を持ち忍者らしきものに対して撃ちますが跳ね返ってきます。浜辺で寝ている白影と青影、そこに警報装置がウーウーとサイレンがなります。白影は円盤をやっつける為なんと巨大ビーム砲が火を吹きました。円盤の一部が壊れましたね。そしてこの円盤は壊れているのにもかかわらず（壁とか吹っ飛んでいます）なんと海の中に潜って逃げていきます。というような感じでした。

子供の時は真剣に見ていまたね。段々と大人になるにつれ、時代考証が全く合わない、近代メカが登場には本当にビックリ（滑稽というのでしょうか）しました。

でもこれは第１話で金目教の大きな像が最終的にはロボットだったというのが判明したという免疫もあったので子供の時はあまり気にならなかったのでしょうね。

仮面の忍者赤影　卍党編　その他の気になる近代メカは？

やはり大まんじの中のメカ類でしょうか。スイッチ、メーター、ボタンなどの内部メカ、あそしてあの潜望鏡、自動的に伸びる梯子（自動的に伸びるんですよ！）小さな無線機も登場していましたね。ヘッドホン付けた人がいましたね。あとは地上の小屋だったでしょうか、魔老女がでてきたときです。理科の実験室のような部屋にフラスコ、ビーカー、アルコールランプがありました。

一番ビックリしたのは青影のシーン

宿場で青影が呼んでいた本（桃太郎の絵本？）はなんとカラーになっていました。カラーですよ！本当にビックリです。

私のお話は仮面の忍者赤影のシーンを知っている人前提で書いていますのであしからずご了承くださいませ。

まじめな時代考証の先生・教授たちがみたら卒倒するのではないでしょうか。しかしこういう所が子供の心に突き刺さったのですね。年をいくつ重ねてもあの平和な昭和の良い時代が蘇ってきます。白土三平さんのサスケやカムイも大好きでしたがこれらのような暗さはなかったですね。忍者ドラマにしては明るかった方と思います。キャスティングで白影役の牧冬吉さんや青影役の金子吉延さんの影響も大きく、他の敵役の忍者たち陽気なキャラクターも大いにあったと思います。こういうところも子供の心に突き刺さったんだなあと思います。

仮面の忍者赤影　卍党編の斬新な敵役の忍者たち

この卍党編の忍者たちのキャラは相当なものでしたね。この卍党編の忍者たちはどちらかというと忍者というより「芸人」の域に達しているような忍者たちでした。それもそのはずで

東映の大部屋俳優が多々でていました。のち時代劇で名脇役になる人が多く、コミカルな岡っ引きとかこびへつらう役を見事に演じ切るようなひとたちばかりでしたね。

黒童子のシマシマ模様の服、忍者服とはおもえないのですが・・・それと何といってもパラソルです。赤と黄色の模様があるパラソルが登場し、白影と戦いました。このパラソル、黒童士の登場の音、覚えていますか皆さま　カランカランという忍者の登場の音とは思えません。今まで真剣でドキドキした場面であっても黒童士がでてきたら大笑いしてしまいます。子供の時は真剣にみていましたが。この黒童子と白影・青影の空中戦（卍党編11話）手打ちのミサイルや吹き矢の爆弾合戦といいましょうか・・よく卍党もこの滑稽な忍者で世界征服を企んだなあと思いました。私が大人になってからですよ。

仮面の忍者赤影　卍党編ストーリー

みごとなストーリー、卍党編も子供たちが気になるストーリーでした。3つの鐘を探し出し、３つの鐘の秘密を暴く、子供たちが喜ぶ宝物を探すお話ですね。この卍党編は１３話中、堺から始まって伊吹山、彦根、そして四国の鳴門、剣山、竜牙島に映っていきました。

まとめ

どうですか？この卍党編だけでも話はつきないですね。仮面の忍者赤影ファンと一緒にお酒を飲んで赤影の話をしたくなってきますね。いろんな話が浮かんできます。昭和の良い時代に仮面の忍者赤影をみることができて本当に幸せでしたね。この卍党編は赤影など忍者なんですがとても「忍の者」「忍者」という雰囲気ではなかったですね。目立つ人になっていました。赤影は旅籠にあのまんま堂々と泊まっていましたね（笑）

またDVDを見たくなってきました。